RD3000FB

RtoR型シームレス両面同時直描露光装置『RD3000FB』

長尺FPCのシームレス両面同時露光を実現

※2022年当社調べ

RD3000FB

RD3000FBの外観

RD3000fb
RD3000fb

RD3000FBの特徴

両面同時露光によりメリットが拡大

  • 両⾯同時露光で2倍の生産性
  • 表面と裏面の位置合わせが不要
  • 長尺FPCでも裏面の位置ずれなし
  • 両面の全ピースに個別の2次元コードを露光可能
  • クラス最小レベルの設置面積

長尺FPCシームレス露光の新しいカタチ

ニーズが急増しているEV向け長尺FPCをはじめ、航空機向けや医療機器向けなど様々な分野で長尺FPCの活躍の場が広がっています。
『RD3000FBシリーズ』は『RD3000シリーズ』の持つ長尺FPCをシームレスに、そして高品質かつ高速に露光できる特徴を受け継ぎ、更にFPCの表裏両面同時露光を実現した最先端の露光装置です。


両面同時露光のイメージ図

描画サンプル(Size:6,000mm×250mm)

最も引き合いの強いBMSの事例

自動車で使用されるワイヤーハーネスのFPCへの置き換えとして、現在最も需要の多いのが、バッテリー・マネジメント・システム(BMS)です。
電気自動車で使用される駆動用バッテリーは、1台あたり数十から数百個のバッテリーセルで構成されており、この一つ一つを配線で接続し、充放電制御や監視を行います。
従来、全てのセルをワイヤーハーネスで接続していましたが、軽量化と生産性を考慮して、FPCへの置き換えが進んでいます。



バッテリー・マネジメント・システム

従来の製品との違い

【従来の製法】

エレクトロニクス向け露光機では最大でも60cm×60cm単位でしか露光できず、ステップ&リピート方式で長尺FPCを露光しているため、継ぎ目の部分に品質上のリスクがある。
両面FPCではこの工程を2回繰り返さなければならず、表裏で位置ずれのリスクもある。

RD3000

材料の搬送を止めることなく、最長6mのシームレス連続露光が可能 なため、継ぎ目が存在しない。
両面FPCでは位置合わせマークを基準に表裏2回露光する必要があり、位置ずれのリスクがある。

RD3000FB

長尺シームレス露光を両面同時に施すため、生産性が2倍。
表裏同時に同じ量だけ位置補正を行うため、位置ずれが発生しない。

スペック表

     RD3000 RD3050 RD3000FB RD3050FB
最大描画長さ 6m(条件により6mを超えるものも可能)
最大材料幅(露光幅) 260mm(250mm) 520mm(500mm) 260mm(250mm) 520mm(500mm)
露光面 片面 両面
露光速度 20~35mm/秒
推奨感光性フィルム RD-2015(昭和電工マテリアルズ)、RD-1215(昭和電工マテリアルズ)
ADH-156(旭化成)、ADC-151(旭化成)、AM-930(Elga Europe)
最小ライン/スペース 70μm/70μm
光源波長、光源 405nm半導体レーザー
データ入力フォーマット RS-274X
電源電圧 AC200V 20A
圧縮空気 オイルフリー&ドライエアー 0.5MPa
幅×奥行き×高さ 2,400×1,310×2,115mm 2,550×1,650×2,115mm 2,550×1,310×2,115mm 2,550×1,650×2,115mm
重量 1,950kg 2,500kg 2,150kg 2,700kg
その他特徴 長尺FPCをシームレスに露光可能
ピース毎に異なる2次元コードの付加が可能
クラス最小レベルのフットプリントを実現